越智小だより発行平成12年11月27日第11号越智小学校 立川道子

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山元さんありがとう
 越智小学校の大先輩、山元吉蔵さんから、お便りを頂きました。若い頃より様々にご苦労され、そのことを生きる弾みにして、今日まで多くの方に、喜びを与え続けられておられます。
 今年は八十六歳になられた由、自転車で壊れた傘を集めて回られるのもそろそろおぼつかなくなったとお話になられました。
 今までに記録に残っているだけでも越智小学校に平成八年に二回、九年に二回、十年に四回、十一年に四回、今年度は現在までに四回と毎回沢山の傘や遊具、時計、楽器などをちゃんと使えるように修理して贈って下さいました。四浦の各学校や施設、四浦のみならず市内の施設でも山元さんの愛の贈り物の恩恵に浴しています。お年を召されてそろそろこのお仕事から離れることを決心なさっているようです。長い間本当に沢山の愛をありがとうございました。単なる一本の傘に思えなくて大切に大切につかわさせて頂いています。
 山元さんがお送り下さった長い長いお便りを沢山の方に読んで欲しいと思っています。越智小だよりに少しずつ載せたいと考えています。
 いつも思うことですが、苦労なさった人ほど温かい。「苦労は買ってでもせよ」とか「可愛い子には旅をさせよ」とか、昔から、人が人になるためには、苦労(努力、克己、忍耐)が必要なんだと教えてくれています。
 現代の家庭、学校を振り返ってみますと、便利、手軽さがうけ、何かしようとすると、次から次へと大人の手が出て、子供たちは段々と何も考えない、苦労知らずに育っているような気がします。
釣り好きファミリーさん
「釣り好きファミリーです。綺麗なトイレを使用させていただき感謝しています。気持ちばかりですが置かせていただきます」トイレットペ―パ―の袋の上にこう走り書きされていました。漁民広場のトイレを利用された方から時々「トイレがきれい」というお言葉をいただきます。事務吏員の亀川妙子さんが毎週月曜日に掃除をしてくれています。最近は釣り客のマナーの悪さが話題になりますが、中にはこんな方もおられます。漁民広場の駐車場を使われてはいかがですか」と言うとすぐ車を動かしてくれる人もいます。お互いに声を掛け合ってマナーをよくしたいものです。子供たちも見ていますから。二十四日は努力遠足でしたが、歩く道々、釣人が捨てたであろうと思われる弁当ガラや空き缶が目に付きました。美しい四浦の自然を大切にしたいと強く思いました。
総合的学習
総合的な学習で二学期は「四浦のうまいもんづくり」をしました。以前に「お魚フェスティバル」をして以来子供たちは四浦の伝統料理に興味や関心を持っています。今回は子供たちが計画を立て、地域の指導者に作り方を習いに伺いました。
訪問する時のマナーや質問の仕方など、社会人となるための大切な学習です。指導者の方は大変親切に教えて下さったようで子供たちが感激していました。
二十二日、指導主事を招いて実習が行われました。材料も家の人に手伝って貰って、自分達で集めました。アジをひらいたりイカやハマチを料理したり、大人顔負けの腕の持ち主もいたりしました。出来上がるまで夫々に活躍して見事でした。
ヒジキ飯も館も本当に美味しくちょっと食べ過ぎた位です。デザートに天草でつくったトコロテンや牛乳羹を頂きました。
子供たちの素晴らしい作品を心行くまで頂き幸せでした。
指導者の三人の方に感謝致します。
朝来てびっくり
十一月は行事がいっぱい。出張ばかりです。花壇が気になっていましたが、休みの翌日学校に来て見ますと辺りがすっかり綺麗になっています。嬉しいやら、気の毒やら、慌てて電話しますと、「忙しそうだから、有志で勝手にしました」とのこと。いつもでしたら十数人ですが、それでも大変疲れる除草作業です。少ない人数で大変だったと思うのですが、いとも簡単に引き受けて下さるお気持ちにただただ感謝でいっぱいです。
市内話し方大会
十一月二十日、市内話し方大会がありました。今年は四年生三人が参加しました。神田晃樹君が「吉四六さんのスッポン売り」成松聖也君と成松洋介君で「射撃訓練」三人とも舞台度胸満点で上手なこと、観衆の大喝采をいただきました。市民会館の広い舞台も何のその、堂々たるものでした。皆さんにお聞かせしたかったです。